ネットブックというパソコンの再発見

最近パソコンに興味を持ち始めた方だと、「ネットブックって何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ネットブックというのは、何年か前に一時的に流行した低価格パソコンのことです。

ネットブックは形としては一般的なノートパソコンで、そのなかでも小型のモバイル型のノートパソコンのサイズ/重さでした。

また、当時のパソコンとしては画期的に低価格だったこと、低価格なパソコンであるにもかかわらず比較的長時間、バッテリーで動作出来たことなども相まって、大ヒットしました。

しかし当時のパーツでは低価格を実現するために、主に性能面ではある程度の割り切りとか我慢が必要なものとなっていました。

Windowsの操作自体、動作がもっさり、とか、解像度の高い動画の再生をするとカクカクになるとか。

このため、ネットブックは使用目的もある程度割り切って、どちらかというとパソコンに詳しい人が2台目、3台目のパソコンとして使うような機能・性能のものとなっていました。

ネットブックがそういう性格のパソコンだったため、そういった事情を知らない人が値段にひかれて購入すると大きなガッカリ感を感じることになりましたし、使い途によっては十分実用になるとは言ってもやはり制約は大きかったため、ネットブックはあっと言う間に廃れてその後は音信不通、みたいな状況になりました。

それがここにきて当時のネットブックを思わせるような、

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小型軽量、低価格&長時間バッテリー駆動可能

と言った特徴を持つノートパソコンがいくつかのメーカーから登場し始めています。

この流れはネットブックを知る層にとっては、ネットブックがきちんと実用的なスペックを持って復活したように思えるのです。

これはパソコンにとってはちょっと皮肉な話ですが、パソコンのシェアを食いまくっているタブレット端末が大いに発展したことが大きな要因だったりします。

タブレット端末は、サイズも小さく薄く価格的にも安いために、パーツのコスト、冷却には非常にシビアな機械となっています。

このため、パソコンのもっとも電気を食い、熱も出すパーツの一つであるCPUにも高いレベルの省エネルギー、低発熱が求められるようになりました。

インテルやAMDといった今までパソコン向けのCPUを、主に高性能な方向に向けて開発し続けてきたメーカーも、タブレット端末に使えるような省エネルギーで低発熱かつ性能的にもそこそこの、言い換えると効率の良いCPUを開発する方向に舵を切りました。

こういった効率の良い、元々はタブレット端末向けのパーツを導入して作られたのが、ネットブックとでも言うべき低価格のミニノートPCなのです。

元々がタブレット向けで低価格なパーツを使用していることに加え、マイクロソフト社が比較的スペックの低いパソコンやタブレット向けに、特定の条件をクリアすればWindows8.1を0円で提供するというプロモーションを開始したため、ちょっと以前のパソコンからは信じられない価格のパソコンが誕生しています。

今のところは、そういった低価格のパソコンに採用されているCPUはインテルの「ATOM」というものが多いです。

昔のネットブックを知る人にとってはATOMは性能の低さで鬼門、のように思われているかもしれませんが、現行世代のATOMはそれ以前のものとは設計思想自体がまるで別物で、当然、性能のほうも雲泥の差があります。

タブレット向けのインテルの上位のCPUに匹敵する、とまではいきませんが、かなりいいところまで迫る性能を持っています。

ですから、低価格でも一般的なネットサーフィン、動画視聴、オフィスソフトの使用といった作業では、ごく当たり前に使えるパソコンとなっています。

パソコンを既に持っている人の2台目、3台目として、初めてパソコンを買う人向けのパソコンとして、また、最初のモバイルパソコンとしても魅力のある製品に仕上がっているのではないかと思います。

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