キヤノンがミラーレスに本気モードへ。EOS M6登場

EOS M5はキヤノンが実質初めて登場させたミドルレンジのミラーレス一眼です。その前までの機種はEOS M3でも操作系こそミドルクラス準拠のものがおごられていますが、カメラの性能自体はエントリーレベルでした。

それがEOS M5の登場で潮目がガラッと変わった感じです。AFの速さ、連写速度、連写可能枚数などが一気に一眼レフでもミドルレンジのカメラに相当するところまでレベルアップしていたのです。

次いで登場したEOS M6はごくざっくりまとめると、EOS M3の筐体にEOS M5の中身を移植したようなカメラです。

今回はキヤノンのミドルレンジのミラーレス一眼2機種目、EOS M6を取り上げます。

スペック

EOS M6のイメージセンサーは約2,420万画素のCMOSセンサーで、キヤノン独自のデュアルピクセル構造を取っています。このため、全画素で距離の検出が可能になっています。

カメラ全体としては、画面の縦横とも80%の領域内で速くてスムーズなオートフォーカスを可能にしています。

映像エンジンにはキヤノンの最新のチップDIGIC 7が採用されました。これにより、高感度画質の向上が達成されています。ISO1600では1段分低ノイズの画質が実現されているとのキヤノンの見解です。

連写速度はAF連動で毎秒7コマまで、AF固定ならば毎秒9コマの連写が可能です。これはほぼデジタル一眼レフのEOS 80Dに相当する性能です。

バッファも大きくなっており、RAW記録でも17コマまでの連写が可能です。

背面液晶は縦横比2:3の104万画素のものが使われていて、上側に180度、下側に45度チルト可能になっています。自撮りやハイアングル撮影が楽に行えます。

EVFを搭載していない分コンパクトな本体になっていますが、しっかりしたグリップを持ちホールディングの面で有利になっています。

別売りの外付けEVFには有機ELパネルを採用した軽量の新型も登場しました。解像度はXGA解像度と、かなりの高解像度を実現しています。

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キヤノンのミラーレスに対する姿勢の変化

キヤノンが初代のEOS Mを出したときには、明らかにミラーレス一眼をデジタル一眼レフの下のクラスと考えた製品展開を行っていました。

その流れが少し変わりだしたのはEOS M3の登場あたりから。それでもEOS M3は中身がエントリーレベルの性能で、やはり一眼レフのEOSのサブ機とか、一眼レフの方への導入用の機種という印象が消えませんでした。

ですがEOS M5の登場で、完全にキヤノンがミラーレス一眼をメインに使ってもらおう、という姿勢が感じられるようになったと思います。

基本性能のすべての面がデジタル一眼レフのミドルクラスに相当する内容になりました。

そのEOS M5の基本性能をほぼM3の形に押し込んだのがM6ですから、こちらのカメラも完全にミドルクラスの性能を持つと考えて大丈夫でしょう。

いつの間にか調査によっては、キヤノンがミラーレス一眼のシェアでも2位につけるようになってきています。これらのユーザーからのフィードバックも受ける形での、EOS M5、M6の展開なのでしょう。

いまだに薄いEF-Mマウントレンズのラインアップ

ただ、残念なのは未だにEOS Mシリーズ用のEF-Mマウント専用のレンズの数が少ないことです。

一応、広角から望遠まで一通りのレンズはそろう形にはなりましたが、競合他社と比べるとEF-Mマウントのレンズラインアップの薄さは明白です。

一眼レフ用のEFマウントとEF-Mマウントはマウントの物理的な形状が異なるだけで、簡単な作りのマウントアダプタで一眼レフ用のレンズが取り付けられてフル機能の利用が可能ではあります。それでもEOM Mのコンパクトなボディーにマッチするコンパクトなレンズの充実も期待したいところです。

ただキヤノンはEF-Mマウント向けのレンズを、ここまではおそらく同じ鏡筒の太さで設計・製造してきているようです。望遠レンズや高倍率ズームでも、細身のコンパクトなレンズをリリースしています。

このレンズの小ささやデザインの統一感を優先するか、サイズが大きくなってもより高性能なレンズのリリースを目指すか、キヤノンがどんな選択肢をとるかこちらも注目したいポイントです。

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