小さな高画質機。キヤノンPowerShot G9 X MarkII登場

恐らく世界最小クラスの1型センサー搭載高級コンデジの、PowerShot G9 Xが代替わりしました。基本コンポーネントは継承しつつ、映像エンジンに最新のDIGIC 7を搭載してきました。

小型センサー搭載のコンデジと見まごうサイズながら、ずっと画質の高い写真を撮影可能な1型センサーを搭載して、高級コンデジの裾野を広げようとするこの機種。

今回はキヤノンの1型センサー搭載コンデジのエントリー機、PowerShot G9 X MarkIIを取り上げます。

続くコンデジの不調

デジタルカメラ市場は相変わらずコンパクトデジカメの不調が目立ちます。

2016年はレンズ交換式の高画質タイプのカメラでも市場の縮小傾向が大きく現れていて、カメラ全体が不調な年ではありましたが、その中でもコンデジの不調が際立つ形です。

競争相手はやはりスマートフォンで、画質面で差別化のしにくい小型センサー搭載機はかなり大きく食われる形です。

このため小型センサー搭載機は、スマートフォンにはない光学ズームやアクションカメラ的タフさなど、他の部分の付加価値で差別化を図ろうとしています。

また、コンデジのもう一つの生き残りの道は、1型センサー搭載など、センサーの大型化による根本的な画質の向上の道です。

不調なカメラの中でも、高級・高画質のコンデジは比較的好調で、各社ともラインアップの充実を図っている形です。

スポンサーリンク
広告大

ほとんどの人たちはカメラに画質を求めていない?

スマートフォンでカメラの用途を全部済ませてしまうようなタイプのユーザーは、恐らくカメラに「画質」というものをほとんど求めていないのではないかと思います。

「記録」としてその場その場を残せれば十分、と言ったような感じで。

撮影した写真を使うシーンが、SNSに限られた解像度で画像をアップロードするとか、スマートフォンの画面だけで仲間内で写真を回覧するとか、そのような、画質がほとんど影響しない用途に限定されているような気もします。

ですので、遠くの物を大きく写したい、と言うときでも、画質が大幅に劣化するスマートフォンの「デジタルズーム」で十分ということになるのでしょう。

もし、そういったユーザーの多くが、写真を例えば4Kテレビで鑑賞するようになったら、途端にスマートフォンのカメラに不満を感じるようになる気もします。

そういった使い方の提案の面では、まだカメラメーカーなどはうまくユーザーに訴求が出来ていないのかもしれません。

スペック

ちょっと前置きが長くなりました。

上記のような観点で、スマートフォンからの移行の受け皿として最適なカメラの一つがPowerShot G9X MarkIIである、とは言えると思います。

必要最小限の荷物の追加で、確実にスマートフォンとは数段以上色々な面で違いの出る写真を作れるカメラですから。

PowerShot G9X MarkIIはイメージセンサー、レンズ、筐体などなどを、先代のPowerShot G9 Xからほぼそのままキャリーオーバーしています。違うのは映像エンジンぐらい、と言ってもいいスペックになっています。

その映像エンジンにはキヤノンの最新のDIGIC 7が使われています。

DIGIC 7では高感度でのノイズ処理がさらにうまくなり、ISO1600では感度1段分ノイズ感を低減することに成功しています。

また、手振れ補正機能では従来の加速度センサーなどの情報に加え、イメージセンサーからの信号も利用できるようになり、最大3.5段分の手振れ補正が可能になりました。

また、動画撮影時に気になるゆっくりした周期の長い画面の揺れの補正も可能にしています。

レンズは28-84mm相当の標準ズームレンズを搭載。イメージセンサーは約2,010万画素の1型センサー。毎秒約8.2コマの高速連写も可能になっています。

サイズは横幅10cm以下、厚さ3cmちょっとの小ささで、重量も200gほど。非常にコンパクトながら高級感のあるデザインになっています。

スマホから移行組向け、より本格的なカメラのサブとしても

カメラは使い方によっては、いつでも持ち運べることが重要なファクターになります。そういった観点ではこのカメラの小ささ、軽さはものすごく強い武器になるでしょう。

本質的な画質の良さや持ち運びが容易な点で、スマートフォンのカメラの画質に満足できなくなった層の移行先や、より本格的なカメラを使うユーザーの普段使い用の1台として好適な機種の一つと言えるでしょう。

スポンサーリンク
広告大
広告大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする