ロジクールの新コンセプト機能FLOWとは?

当初Windows 10のFall Creators Updateに実装予定の機能には「Cloud-Powered Clipboard」という、複数PCで共有する形のクリップボードがリストアップされていました。

この機能は継続して開発中ですが作業が遅れ、残念ながらFall Creators Updateには間に合わないことが既に分かっています。

ロジクールはこの機能に極めて近い機能をマウスドライバのレベルで実装してきています。「FLOW」という名前で実装した新機能にこの内容が統合されています。

今回はロジクールの新機軸FLOWを取り上げて解説していきます。

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複数PCを「統合」する技術

FLOWは基本的には二つのメジャーな機能からなるものに見えます。

1つは1つの周辺機器を複数のPCとペアリングしておき、接続先・制御先のPCを自動的に切り替える技術

もう1つはFLOWを使ってリンクしたPC間で、クリップボードを共有する技術です。こちらがほぼCloud-Powered Clipboardに匹敵するような機能になります。

マウスとトラックボール、キーボードでFLOWに対応する新製品が発表されていますので、対応しているポインティングデバイスとキーボードを一緒に使うことで、ほぼ自動で接続先PCを切り替えられる「PC切り替え機」的な機能を発揮する形になります。

1つのマウスで2台のPCを操作できますので、2台目のPCがデュアルディスプレイのもう一方であるかのような操作感を実現できます。

また、クリップボードの共有で2台のPCが融合されたような形で動きます。

1台のPCの中でのデータのコピペと同じ操作で、PCの枠を超えてデータの移動が可能になる訳です。

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実際の使い勝手

著者は自前の環境の改善のためにMX Master 2Sを導入してみました。

このマウスはロジクールの一般向けマウスのハイエンド製品で、ハードウェア的には前機種のMX Masterからの順当なバージョンアップになっています。

それと同時にマウスサポートソフトのLogicool Optionsが機能アップし、FLOWが実装されました。

早速FLOWもセットアップして利用してみていますが使用感は非常に良好です。

制御するPC切り替えの際には画面の端までポインタを持って行くだけでOK。特別な操作は不要です。

切り替えの際にはわずかな遅延がありますが、体感0.5秒以下でスムーズに切り替えが出来ます。

別PCへのデータの移行も非常に楽で、1台のPC内でのデータのコピペと全く同じ手順でPCの枠を超えてデータを持って行けます

この機能を言葉にしてしまうと実に簡単な内容ですが、実際に試してみると非常に衝撃的な機能です。

ファイルのコピペ、データのコピペももちろんOKで、クリップボードに採取した画面ハードコピーを2台目のPCのお絵かきソフトにペーストする、といった操作ももちろん行けます。

まさに2台のPCが1台に融合したような感触です。

制限もあるが

今のところFLOWでリンクするパソコンは、同一のネットワーク(LAN)内にある必要があるようです。ですが実現される機能の一部はほぼ完全にCloud-Powered Clipboardといってもいいレベルのものとなっています。

対応マウスとキーボードを併用すればほぼ完全自動のPC切り替え機にもなってくれます。

複数台PCを同時利用するユーザーには極めて魅力的な機能と言えると思います。

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