貴重な昼間の定期運用。宗谷線のラッセル車を撮る

貴重な昼間の定期運用。宗谷線のラッセル車を撮る

JR北海道の経営基盤の弱さから路線自体の存続が危ぶまれる状況になっている宗谷本線ですが、そこを毎年、今年も走るのかどうかが鉄道ファンから心配され続ける除雪車が走っています。

いまではもう「昔ながらの」に近いイメージで見られるようなタイプのラッセル車です。

このラッセル車を非常にいい角度から狙える撮影ポイントで撮影してみました。今回はこの撮影ポイントなどをご紹介します。

貴重な昼間の運用

一般的に除雪車は他の列車の運行を妨げないために夜の間に走ることが多くなります。これに対し今回撮影した宗谷本線、稚内・名寄間を走るラッセル車は、昼間、しかも定期運行される貴重な除雪車です。

ローカル線で昼間の列車本数が少ないことから出来る運用でしょう。

風雪の強い地域を走りますので、夜間にトラブルが発生したときの万が一も考えているのかもしれません。実際この冬のはじめにはポイントが凍り付いてしまってラッセル車の先頭の台車が脱線してしまい、今シーズンの運行が危ぶまれる事故も起こっていますし。

今回撮影を行なったポイントは名寄市智恵文(なよろし ちえぶん)地区にある東恵橋ですが、ラッセル車はここを13:30頃に北から南に向かって通過します。ただ、除雪車ですので降雪次第で通過時間は大きくばらつきます。

撮影に出かける際にはタイミングの余裕を持って出かけてください。

また週末の条件の良い日には撮影目的の車が20台以上訪れ、軽い場所取り的な状況が発生する場所でもあります。

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条件が整えば迫力満点

実は「条件が整えば」がちょっと難しいものではあるのですが、運に恵まれていい条件でのラッセル車の走行になると、乾いた軽い雪が降りその後気温が上がらない土地柄なこともあって、非常に派手に雪を跳ね飛ばし、かつ大きく雪煙を巻き上げながらの走行になります。

素晴らしく見栄えのする画像を簡単にものにすることが出来ます。

こんな具合にカーブの向こうから姿を現し、

撮影ポイントでもある東恵橋の下をくぐって走り抜けていきます。

通過後急いで橋の反対側に向かえば、後追い撮影も可能です。

ですが、その際には橋を通過する車には注意しましょう。

オオワシ、オジロワシも住み着く自然豊かな場所

東恵橋はJRの線路と天塩川を一緒にまたぐかなりの長さのある橋ですが、天塩川流域はとても自然の豊かな場所です。

この近辺にも複数のオオワシやオジロワシが住み着いていて、結構なタイミングで優雅な飛行を見せてくれます。

ラッセル車が撮影できたのとは別の日ですが、上空を人間の姿など全く気にする様子もなく舞うオジロワシの姿も撮影できました。

せっかくですから列車だけではなく、そういった自然の様も少し注意を払うと良いかもしれません。

撮影条件の難しさ

ラッセル車が派手に雪を跳ね上げてくれるのは線路に雪が残っている状況です。その他の列車が走って雪をよけてしまっていると、雪を跳ね飛ばす様子が微妙な感じになります。

一番の好条件となるのはドカ雪が降って通常の列車が運休になったような状況です。ですが、雪が降りすぎるとラッセル車の運転も止まってしまいますし、走っていても通過時刻が大きくズレてしまって狙って撮影するのが難しくなります。

雪が激しく降っている中では撮影自体が難しくなりますし。

天候との兼ね合いで撮影条件自体がとても難しい被写体ですね。今回取り上げた作例は、雪が降ったのは前日まで。一般の列車は当日は朝から走っていて、撮影時点では晴れて雪も追加で降り真線でした。ですので半ば諦めて撮影に出かけた時に運良くゲットできた写真です。

遠征で撮影に来られる場合には、少し日数の余裕を持ったスケジュールを組む方が安全ですね。

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