デジタルカメラの手持ちマクロ撮影のちょっとした工夫

マクロレンズを使って接写を行う場合、被写体の拡大率が高くなると被写界深度は極めて浅くなります。時にはピントの合う範囲が「紙のように薄い」といった表現をされることすらあります。「紙のように」は大げさとしても被写界深度が1mmとか数mmしかない、などと言った状況はざらに存在します。

こういった撮影を手持ちで行うためのちょっとした工夫の一つをご紹介しましょう。

  • 拡大率が大きくなったときのピントの合わせ方

本来であればそういった撮影の際には、しっかり三脚を立ててカメラを固定するのが基本となります。

手持ちだとカメラをしっかりホールドしていても、人間の体が完全に静止することはありませんので、微妙に体が前後するだけでピントはどこかに行ってしまいます。

マクロ撮影で拡大率が上がったときのピントはそれぐらいに微妙なのです。

手持ちでその辺りを何とかする方法の一つとして、あえて体を前後させることでマニュアルフォーカスを行う、という方法があります。

カメラのAFのモードはワンショットにして、まずAFで被写体に大まかにピントを合わせてフォーカスロックします。その後、意識的に体を微妙に前後させてファインダー像を確認しつつ、ピントが合ったところでシャッターを切ります。

ファインダーの見え味と撮影する人の視力が必要になる方法ですが、この方法を使うとかなりの高確率で手持ちでのマクロ撮影でもピントをしっかり出すことが出来ます。

また新しい一部のデジタル一眼レフでは体の揺れからくるマクロ撮影時のピントのズレに、コンティニュアスAFが対応してくれる機種もあります。こういったカメラとAFに対する反応のいいレンズでは、カメラ任せである程度体の揺れによるピントのズレをキャンセルすることが出来ます。

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    ミラーレスカメラでのピントの合わせ方

ミラーレスカメラでEVFを備えていない機種では、デジタル一眼レフ以上に手持ちでのマクロ撮影が難しくなります。

ファインダーを備えるカメラでは、両手に加えてファインダーに押し当てた目の周りの合計3点でカメラを保持することが出来ますが、EVFのないミラーレスカメラでは通常カメラを支えるのが両手の2点になってしまうためです。

カメラを支える安定感を上げるために3点目の支持点を作ってやると、マクロ撮影でのピントの確実性が上がります。ミラーレスカメラでこの3点目の支持点として使えるのものの一つがストラップです。

首にカメラのストラップをかけてカメラ本体を支える腕を少し前に出す形で、ストラップがピンと張った状態を作ると、擬似的にストラップが3点目の支持点になってカメラの安定性が増します。

この状態でピント合わせをすることで、マクロ撮影のピントがかなり安定するようになります。

  • ミラーレスカメラでの手ぶれの抑え方

上記の方法は、ミラーレスカメラでの手ぶれを抑える際にもかなり役立ちます。

EVFのないミラーレスカメラ、付けられないカメラでは、シャッタースピードが厳しいときには、この方法を試してみると良いかもしれません。

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