遂に登場したATOM x7実機。タブレットパソコンSurface3の性能

最新のATOMプロセッサ、ATOM x7が搭載されるマイクロソフト社のタブレットパソコン、Surface3の日本国内での発売が遂に決まりました。

当初の発表では、日本は最初にデリバリされる国のリストからは外されていて、日本に適した形での販売形態が決まってから正式発表を行う、とのみ通知がされていました。

ちょっと意外だったのは、一般向けの端末がSIMロックフリーのLTE回線用モデムを搭載したモデルだけであること。そのLTE回線用モデムもY!mobileの回線に最適化したものが搭載され、Y!mobileからの販売になることでした。

各IT系のWebメディアでもいよいよSurface3のレポートが上がりだしています。そこからATOM x7の姿が見えてきました。

GPU性能大幅向上

ATOM x7のスペックシートから分かっていたことではありますが、GPU性能(画面の描画性能)が大幅に向上しています。

22nm世代のATOMでは、統合されているGPUの3D演算の実行ユニット(インテルではEUと呼ぶ)が4つだけでしたが、今度の14nm世代のATOM、ATOM x7では12または16ユニットのEUが搭載されています。3Dのポリゴンの頂点などの演算性能では、単純に3倍から4倍の性能を持っていることになります。

ただ実際の描画性能としては、GPUがCPUに統合されていることから、利用出来るメモリの転送速度に限界があり、一般的なベンチマークソフトではだいたい5割程度の性能向上に留まるようです。

ビデオカード用のGPUでよく使われるSP数の数え方で行くと、ATOM x7は48SPまたは64SPとなります。数年前のエントリークラスのビデオカード並、ということになります。

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CPU性能も向上?

ATOM x7ではCPUのコア自体は22nm世代のATOMから性能面でも機能面でも向上は盛り込まれていません。ただ、プロセスルールが進んで、実際のサイズが縮小されているだけです。ですが、ベンチマークを行ってみると、CPU性能にも大きな向上が見られるようです。

これはもしかすると、CPUが縮小されたことにより消費電力・発熱が減っており、自動オーバークロックのターボブースト機能がよりかかりやすくなっているのかもしれません。

クロック当たり性能ではCoreプロセッサとはまだかなりの性能差があるはずですが、タブレット向けのCoreプロセッサであるCore Mはデュアルコアなのに対して、ATOM x7はクアッドコアです。さらに動作クロックもATOM x7のほうがかなり高くなっています。

このため、トータルの性能ではCore Mにかなり迫るところまでいけるかもしれません。

メモリ4GB機であれば、十分以上の実用性能

今までのATOM搭載のWindowsタブレットパソコンではコスト面重視の機種が多く、メインメモリが2GBの機種が多くなっていました。この部分も実性能に関して足かせになっていたかもしれません。

実際、メモリを4GB搭載したSurface3では一部の重たい作業以外は、十分快適に操作出来るというレビューが上げられています。

Surface3はある程度プレミアム感のある製品で日本ではLTEモデムも内蔵されるため、ATOMを搭載するタブレットパソコンとしてはかなり高めの値段付けとなっています。

今後、ATOM x7を搭載する普及価格帯のタブレット端末もどんどん登場してくるでしょうから、そちらもとても楽しみです。

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