ニコンが受けて立つ?カメラメーカーにも波及する交換レンズの新しい流れ

8月4日、ニコンが35mmフルサイズセンサーをカバーする新ニッコールレンズ3種を発表しました。そのレンズは、24mm/F1.8、24-70mm/F2.8、200-500mm/F5.6という焦点距離、明るさを持つレンズです。

24mmは今あるニッコールレンズの穴を埋める形。
24-70mmは通称「大三元」レンズの中核となる標準ズームのリニューアル。
200-500mmズームは、カメラメーカーとしては破格とも言える定価の、500mmに手が届く超望遠ズームレンズです。

AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED

ニッコールレンズには、24mmにすでに2本の単焦点レンズがあります。開放F値がF1.4とF2.8のもの。

ですが、比較的手頃なF2前後の開放F値を持つレンズがありませんでした。その穴を埋めるのがこのレンズになります。

高級路線のレンズではありませんが、かなりこだわった作りがなされており、MTF曲線から見る限りかなり素直な描写をしそうなレンズになっています。

Canonが24mm/F2.8をリニューアルした際には手ぶれ補正機構を組み込んできましたが、ニコンはオミットしました。一絞り分の明るさの違いもありますが、2社の考え方の違いが見えるようで面白い構図になっています。

スポンサーリンク
広告大

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

大三元レンズの中核をなす標準ズームレンズのリニューアルです。ついにF2.8通しのプロ向け標準ズームレンズにも手ぶれ補正機構を搭載してきました。

画質やサイズ、重量の面で手ぶれ補正機構にはマイナス面があるのですが、撮影領域を拡大するという観点では絶大な威力があります。画質面で十分以上のものを実現できる自信があったからこその搭載かもしれません。

また、同クラスで真っ先に手ぶれ補正機構を搭載したタムロンの24-70mmの存在も影響したかもしれません。

レンズの構成では、画質面にプラスの効果があるけれどもサイズは大きくなってしまいがちな構成を選択して、徹底的に画質にこだわる意図が見えてくるレンズです。その分、MTF曲線から見る性能は素晴らしいものに見えます。

ただ、サイズはとても標準ズームレンズには見えないボリュームとなりました。

このあと、Canonの同クラスのレンズがどうなるかも、ちょっと見物となってきそうです。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

超望遠500mmに手が届くレンズとしては、カメラメーカ製ではかなりインパクトのある定価を掲げたのがこのレンズです。17万円台の定価となっています。

タムロン、シグマの150-600mmのズームレンズが大変好評を博していて、デジタル一眼の世界に一つ新しい風を吹き込ませましたが、その流れにニコンが真っ向から勝負を挑む形になったのがこのレンズではないかと思います。

望遠端は100mm短くなってはいますが、500mm端でも非常に良好な光学性能を実現できているようです。場合によっては1.4倍テレコンの併用も十分に実用になりそうな水準に見えます。

若干ズーム比が小さく、広角端でも200mm止まりの焦点距離となっているため、使い勝手ではタムロン、シグマの製品に譲る部分がありますが、その分こちらのレンズには純正品故の安心感があります。

このレンズの発売を受けてCanonがどう動くかとか、レンズメーカーの動きはどうなるかとか、また、これからの流れが面白くなってきそうです。

スポンサーリンク
広告大
広告大
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です