パソコン向け新CPU、Skylakeついにフルラインアップで登場

クロック倍率ロックが外されたハイエンドデスクトップ向けのCPU、2種類が先行して販売されていたSkylakeこと、インテルの第六世代Coreプロセッサ、その他のラインアップが一気に発表されました。

タブレット向けから通常のデスクトップ向けまで、全46モデルです。うち18モデルがデスクトップ向け、残る28モデルがノートパソコンやタブレット向けなどのモバイル製品となります。

発表された製品から見えるSkylakeシリーズの特徴をまとめてみます。

TDPの幅は20倍以上に対応

このフィーチャーがSkylakeの最大の特徴かもしれません。

タブレット向けのYプロセッサといわれる製品のTDPはわずかに4.5W。これに対して先行して販売されている性能指向のハイエンドデスクトップ向けのモデルではTDPは91W。その差はなんと20倍を超えます。

これだけ大きな差のTDPに対応可能な構造になっていることがSkylakeの特徴です。

タブレット型の製品から高性能デスクトップまで、現在のいろいろな形態のパソコンに求められる非常に幅広い性能レンジに対応可能な製品として作られたのが、第六世代のCoreプロセッサと言えるのでしょう。

この中で、一般的なデスクトップ向けのCPUはTDPが65W。液晶一体型など、省スペース型のデスクトップ向けのCPUはTDPが35Wに統一されています。

高性能のデスクノートと呼ばれるタイプのノートパソコン向けのCPUは、TDPが35Wまたは45W。

第5世代のCoreプロセッサまででは存在しなかった、Core i5ブランドでのクアッドコアモデルや、ノートパソコン向けでは初めて倍率ロックが外されたCPUも製品化されます。

これらは、ゲームパソコンもデスクトップ型からノート型へ移行しつつある状況を踏まえたものと言えそうです。

また、一般的なノート向けのCPUはTDP 28W。モバイルノート向けのCPUはTDPが15Wで揃えられています。

TDP 15Wのモデルでも、デュアルコアで定格3.3GHzの高速クロックモデルもありますので、全体に消費電力のさらなる低減が図られているのがわかります。

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タブレット向けは型番が若干変化しCore m5、Core m7などの表記へ

タブレット向けのYプロセッサと言われる製品は、若干型番が変更になりました。従来はCore Mのブランド名が使われていましたが、Mが小文字となり、Core iシリーズのように、CPUのグレードを表す、7、5、3の数字がつけられた形での表記になります。

Core m7、Core m5、Core m3といった形で、名称上もほかのCoreプロセッサとの統一感が出るようになりました。

Iris Graphics搭載CPUはU型番のプロセッサから

eDRAMを搭載してGPU性能を引き上げたIris Graphicsを搭載するCPUは、U型番の、TDP 28W、15Wの製品として8モデルが投入されます。

その他の高性能モバイル向けやデスクトップ向けでは、今回の発表では製品が出ていません。今後の製品化を待つことになりそうです。

第5世代Coreプロセッサでの大苦戦ぶりとはうって変わって、第6世代Coreプロセッサでは、CPUの全ラインアップといっていいほどの展開が一気に完了しました。

第5世代のCoreプロセッサで苦労に苦労を重ねて14nmプロセスの製造工程の熟成を進めた成果が、ようやくここに来て出た、ということなのでしょう。

さらに次の世代の10nmプロセスでも苦戦が噂されていますので、場合によってはこのシリーズのCPUがしばらくインテルのCPUを引っ張ることになるかもしれません。

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