第6世代CoreプロセッサSkylake、デスクトップ向けにはGT3以上のGPUはない?

IFAなどでだんだんと第6世代Coreプロセッサの詳細が発表されるようになってきました。その中で見えてきたいくつかのトピックを取りあげてみます。

Skylake開発スタート時には、存在しなかったYプロセッサ

第5世代のCoreプロセッサから、Core Mという形でタブレット向けのCoreプロセッサが登場してきました。これもどうやら大慌てで「間に合わせた」形のプロセッサだったようです。第6世代のCoreプロセッサであるSkylakeでも、開発スタート時にはY型番のTDP 4.5Wのモデルは計画に存在しなかったそうです。

Skylakeの開発スタートは4年前ですが、その当時はまだタブレットPCに対するニーズがかなり薄かったようです。Ultrabook向け、高性能ノート向け、デスクトップ向けのTDPを持つプロセッサしか想定せずに、開発がスタートしていました。

後付けでY型番のプロセッサが追加になり、おそらくトランジスタの構造設計などをやり直すことになったのではないでしょうか。

高クロック・高消費電力向けのトランジスタと、低クロック・低消費電力向けのトランジスタでは、構造をまるっきり変えた方がそれぞれにうまくマッチするプロセッサを作りやすくなります。

その部分を広いTDPのレンジにうまく対応させる構造に出来たことが、Skylake最大の特徴かもしれません。

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オミットされたFIVR(Fully Integrated Voltage Regulator)

第5世代のCoreプロセッサでは電源管理機構の一つ、電圧レギュレータをオンチップで搭載したことが特徴の一つでしたが、Skylakeではこの機能がオミットされました。

電力管理の上で、この点では一歩下がった形になっているのですが、Skylakeではその他の省電力機構が大幅に性能向上しており、トータルでは第5世代のCoreプロセッサよりも性能を引き上げつつ、平均消費電力の削減に成功しています。

ただ、FIVRが採用されなかったことで、プロセッサのオーバークロックなど、エンスージアスト向けの機能ではむしろ有利になりました。

電力管理の上でFIVRが有利なのには間違いはなく、インテルもその点は認識しています。将来的には次世代以降のプロセッサで、またFIVRを採用することも考えているようです。

デスクトップ向けには当面eDRAM搭載CPUはなし?

Skylakeでは少なくともスタート時点では、デスクトップ向けはCPU4コア+GT2構成、高性能ノートにはCPU4コア+GT2とCPU4コア+GT4e構成、Ultrabook向けにはCPU2コア+GT2とCPU2コア+GT3e構成、タブレット向けにはCPU2コア+GT2構成のCPUとなるようです。

デスクトップ向けに最大構成のGPU、GT4eが搭載されることはないようです。

外部GPUを載せにくいノートパソコンでのグラフィック性能向上を狙う形で、高性能ノートパソコン、Ultrabook系でも高性能製品向けの形で、GT3eやGT4eを搭載するCPUがリリースされることになります。

ですが、第5世代Coreプロセッサのデスクトップ向け、Core i7 5775Cの描画性能が素晴らしいものがありますから、著者の個人的希望としては、是非、Skylakeでもデスクトップ向けCPUにもGT4eを搭載した製品をリリースして欲しいものだと思います。

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