今後の上位機種には必須機能?フリッカーレス撮影機能とは

CanonのAPS-Cサイズセンサー搭載一眼レフのフラッグシップモデルであるEOS 7D MarkIIが搭載して、室内スポーツ撮影のプロも歓喜した機能に「フリッカーレス撮影機能」があります。

これは人工灯下で行なわれる室内撮影では避けられないと思われていた写真の失敗ケースを、根本から排除できる、一見地味ですが実はきわめて強力な機能です。

撮影ジャンルによっては、EOS 7D MarkIIの最大の目玉機能とも言えるほど強力な機能です。

人工の明かりは明滅している

一部の「インバーター式」照明を除き、人工の照明器具は交流の電源の電圧の波形に添う形で明るさが変化しています。一般的なグロースターター式の蛍光灯などであれば、目の良い方が目の疲れていない時にじっくりと見ていると、恐らくその明滅の様子に気づくと思います。

これが室内スポーツなどを高速連写した場合には、写真に悪影響を及ぼすことが良くあります。

照明が暗くなった瞬間にたまたまシャッターが切れるタイミングがぶつかってしまうと、露出アンダーの写真が出来上がります。その瞬間がスポーツの決定的瞬間だったりしたら、非常に悲しいことになります。

フリッカー

従来はこの「事故」を防ぐ方法はないと考えられてきました。

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照明の変化=明るさの変化をAEセンサーで感知

この人工照明の明滅による露出レベルの変化に、すごくシンプルですが真っ正面からの解決策を組み込んできたのが、冒頭にも書きましたCanonのAPS-Cサイズセンサー搭載デジタル一眼レフでは、フラッグシップモデルとなるEOS 7D MarkIIです。

自動露出のための明るさ計測用のセンサーを利用し、人工照明の明るさの明滅(フリッカー)を検出して、連写での撮影の際のシャッターが切れるタイミングが照明の明るさの落ちるタイミングにぶつかりそうな場合には、シャッターのタイミングを自動的に後ろにずらしてくれます。

厳密に見るとシャッターが切れるタイミングが後ろにずれることで、シャッターチャンスを逃す可能性もありますが、照明の明滅は1秒間に50回または60回ですので、タイミングが変わる大きさはかなり小さいものになります。

また、もともと完全に1コマの狙い撃ちをする訳ではなく、高速連写で決定的瞬間を拾おうという撮影方法では、微妙なタイミングのズレよりも露出失敗のコマを減らす方が、撮影の確度は上がるというメーカー側の判断があったのでしょう。

実際この機能は、室内スポーツを撮影するプロには非常に好評となっているようです。

今後登場してくるプロ用機である、EOS-1Dシリーズにも必須の機能として取り込まれることになるはずです。

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