ニコンユーザ待望、遂に登場APS-CフラッグシップD500

ニコンでは、デジタル一眼レフの製品展開で、最近は完全にハイアマチュア・プロ機とエントリー・ミドルクラスの棲み分けが行なわれていた感じがあります。

ハイアマチュア・プロ機は35mmフルサイズ、エントリークラスからミドルレンジまではAPS-Cサイズセンサー採用機、といった形です。このためAPS-Cサイズセンサー搭載機には、フラッグシップモデルと言える機種が長らく不在となっていました。

ですが、ライバルのキヤノンがAPS-Cサイズセンサー搭載機の可能性を突き詰めるような形でEOS 7D、EOS 7D MarkIIをリリースし、この市場にまだまだ高いニーズがあることを証明しました。

そういった状況の中でニコンのAPS-Cフラッグシップ機も待望され続けてきた訳ですが、ようやくその欠けていたピースが埋まる時がやってきました。

遂に登場したド本命

そのような状況の中、ニコンは2016年1月6日、遂に同社のAPS-CフラッグシップモデルD500を発表しました。D300のディスコン以来、ニコンユーザが待望し続けてきた機種ですが、恐らくそういった人たちの期待をさらに上回ると言って良い機能・性能をひっさげての登場となったと思います。

標準バッテリーのみでAE・AF連動での毎秒10コマ連写を実現。APS-Cの小さなイメージセンサーサイズを活かした、AFフレームの画面面積の網羅率の高さ。

メモリカードに高速なXQDカードを使用することが前提とはなりますが、14bitの圧縮RAW形式での記録でも、200コマまでの連写が可能となるカメラとしての基本体力の高さなど、明らかにライバル機を圧倒するスペックを搭載してきました。

操作系もプロなどがD一桁機との併用をすることを意識したものとなっているようです。

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全てのスペックにぬかりなし

イメージセンサーは新開発の約2088万画素のものを採用。

AFセンサーには同時期に発表されたD5と同じものを搭載し、153点もの密なAF測距点を実現。画面のカバー率でも位相差AF方式としては驚異的とも言える水準を達成しています。

ボディーもD750から採用されたモノコック構造を導入して、チルト式液晶を採用しながらデジタル一眼レフとしてはかなり薄いボディーを実現しています。

背面液晶はデジタル一眼レフの世界ではVGA解像度になって以降ほとんど動きがありませんでしたが、そこを打ち破るきっかけとなるかもしれないXGAの高解像度液晶を搭載してきました。

動画も4K30pでの撮影が可能と、ほとんど全てのスペックに穴らしい穴が存在しません。まさにフラッグシップ機といえる内容となっています。

少し気になる点と言えば

ほんの少し気になるところと言えば、連写性能の基本となっているのが高速なXQDカードを使用することが前提となっているあたりぐらいです。

XQDカードはまだまだ高価なため、ある程度の割合のユーザはXQDカードではなく、UHS-II規格のSDXCカードを利用することが予想できます。できれば高速なSDカードでの連写可能枚数も併記してもらいたかったところです。

ただ、ニコンがXQDカードをプロ機のD一桁機だけではなく、ハイアマチュア向けのD500にも採用したことでカード自体の普及が進み、価格が低下していくことは期待できるかもしれません。

XDQカードは性能的には、パソコン用のSATA3規格のSSDを持ち出すような性能を持っていますから、これが普及することは、デジタルカメラ全体の性能を押し上げる可能性もある訳ですので。

チラシの裏的なモノ

ところで、小ネタ的なモノではありますが、次のニコンのAPS-Cフラッグシップ機の使う型番がどうなるのか、ちょっと気になる部分はある発表になりました。

プロ機のD5と同世代の中身であることを示すために、D400をスキップしてD500のネーミングにしたのだと思われますが、これでD三桁機が使える番号は残りは900だけになりました。

そちらはおそらくこのあと出てくるであろうD800系の後継機、SONYの4200万画素裏面照射型センサーを搭載する35mmフルサイズ機になるだろうと思います。そうなると、次のD三桁機が使える番号がなくなってしまいます。

割とどうでもいいと言えばどうでもいいことかもしれませんが、このあとD三桁機のネーミングがどうなるのかちょっぴり気になります。D三桁、というのがハイアマチュア機の代名詞でもありましたから。

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