Windows 10の次期大規模アップグレードRS1は2016年夏ごろ

RS1、Red Stone 1のコードネームと見られているWindows 10の次期大規模アップグレードは、2016年夏頃のリリースとなる模様です。現在開催中のマイクロソフト主催のソフトウェア開発技術者向けのカンファレンズ、Build 2016の冒頭に発表が行なわれました。

このアップグレードの正式な名称は「Anniversary Update to Windows 10」となっているようです。訳するならば、Windows 10 1周年記念アップデート、なんてところでしょうか。

さすがに大規模アップグレードだけあって、今度は色々な新機能、機能強化がかなり盛り込まれる形になるようです。

EdgeがWindows Helloに対応

指紋センサーや対応しているカメラを使うことで、顔認証や虹彩認証を行なうことの出来る生体認証機能Windows Helloを、パソコンのログインだけではなく、ブラウザのEdgeでも利用できるようになります。

これにより、生体認証のプロトコル「FIDO」に対応しているサイトでは、ネットワークサービスへのログインに生体認証を使うことが出来るようになります。

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Windows Ink実装・強化

文字だけではない手書き入力をWindowsが理解して適切な対処を行なう機能の「Windows Ink」が実装されます。

例えば地図上のスタート地点からゴール地点までを手書きの線を書き込んで結ぶと、その2点間の距離を求めることが出来たり、地図上に描いた線が、その地図を3D化してもきちんと3Dの地形データ上にマッピングされたりするなど、かなりインテリジェンスの高い操作が自然に行える模様です。

自然言語を新たなUIに

Windows上で様々な操作の際に入力される普通の言葉(自然言語)を理解して、デジタルアシスタントのCortanaがちょっと気を利かせてくれるようになったりもするようです。

Cortanaに対して直接指示を行なわなくても、それ以前のユーザの振る舞いから先んじて何かのアクションを用意してくれたり、といったことも想定されているようです。

日本語版のCortanaは完成度がまだまだの部分があって、その他の言語圏のものよりも遅れが見えますが、恐らくこの機能でも日本語に関しては対応が遅れるだろうと思います。実はそれだけ、日本語はコンピュータには理解が難しい言語になっています。

ただ、そういった壁を乗り越えてくれたら、今まではSFの中だけのお話だった、本当の意味でのデジタルアシスタントがPCの中に生まれるかもしれません。

Windows 10にbash標準装備へ

bashというのはLinuxなどのUNIX系と言われるOSの文字ベース・コマンドベースでOSを操作するためのプログラムで、「シェル」と呼ばれているものの一つです。Windowsのコマンドプロンプトに近いものですが、もっと高機能で柔軟性も高く強力なものになっています。

これがWindows 10にも標準装備されるようになるようです。

多数のファイルを扱う時には、Windowsのようなグラフィックを多用した画面操作(GUI)で行なうよりも、文字ベースの操作(CUI)の方が便利で強力なケースが多いものです。

また、開発作業をLinuxなどで行なってきた開発者は多く、この機能の実装を心待ちにしていた開発者も多いと思います。

まとめのようなもの

Cortanaの実装や今回のBuild 2016での発表を見ると、Windows 10が今までのWindowsとかパソコン用OSの枠にとどまらず、よりインテリジェンスを高めてエージェントに近い存在になろうとしているのかな?と思える部分が出てきました。

また、ソフトウェア開発者を大事にする姿勢も変わらずしっかりと見えています。

リリースからある程度の時間が経過していますが、開発のペースの勢いが落ちる様子が全然見えないところも期待感を高めてくれます。Windows 10が今後どのようなOSに熟成されていくのかとても楽しみです。

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