低価格Windowsタブがなくなる?インテル新ATOM開発をキャンセルか

13_01

今、8型や10型の液晶を搭載した小型軽量なWindows搭載のタブレットPCや2in1 PCが、ある程度の人気とシェアを獲得するようになっています。これらのパソコンは1世代前の22nmプロセスの時に、一気に性能を伸ばしたATOMプロセッサが普及の鍵となりました。

Windows 8.1や10を動かせる必要十分な性能と低価格で、端末自体の価格も押し下げました。また、消費電力や発熱の少なさの面でもとても優れたCPUだったため、低価格で実用性の高い機種が開発されました。

この流れに黄色信号、というよりは赤信号にちかいものが灯ったかもしれません。インテルが次世代のATOMの開発をどうやらキャンセルした模様です。

正式なプレスリリースはまだないものの

インテルの会社としての正式なプレスリリースはまだ出ていないようですが、CPU開発の責任を持つ立場の人が、次期ATOMの開発をキャンセルした旨の発言を行なったようです。

これが事実だとすると、低価格のWindowsタブレットのカギのパーツであったCPU、ATOMプロセッサが欠けてしまうことになります。

価格を度外視すれば、タブレット向けのCoreプロセッサ、Core mシリーズを使えば同様のタブレットのハードウェアは作れますし、性能面ではATOMを使った機種よりもずっと上を行けます。

ですが大問題となるのは価格で、Core mを使って今、定価2万円台から3万円台で販売されているような低価格の機種を作ることはまず不可能です。そもそもCPUだけでもそれに近い価格になりますから。

ですので、かなり本気で低価格のWindowsタブレットの消滅が心配されています。

小型のWindowsタブレットのCPUがCore mに移行するとすると、今後の小型タブレットPCは定価は最低5万円~ぐらいの価格帯に移行する形になるでしょう。

スポンサーリンク
広告大

マイクロソフトは抜け道も準備

この内容を受けてか、マイクロソフトがWindows 10 Mobile搭載端末のハードウェアスペックの規定を若干緩和しています。使える液晶の最大サイズを9インチまでに変更したようです。

これにより、小型のWindowsタブレットを、Windows 10 Mobileとスマートフォン用CPUのSnapdragon系でまとめることが出来るようになります。形の上では低価格Windowsタブレットを存続させる道は出来たことになります。

ただ、今の低価格のWindowsタブレットが人気を博した理由の一つは小型であってもCPUがインテルアーキテクチャで、従来のWindowsのデスクトップアプリなどをそのままインストールして動かすことが出来たことにあります。

Windows 10 MobileとSnapdragonの組み合わせではこれが実現できません。そのような端末がどれぐらい受け入れられるか、微妙な部分は残しそうです。

既存のATOMを継続生産してくれれば…

今の最新のATOMシリーズ、ATOM x5、ATOM x7などは、Windows 10を十分な使用感で動かすことが出来るだけの性能を持っています。

将来的にWindows 10が肥大化して非常に重くなるならお話は別ですが、今レベルの重さで進化していってくれるならば、現行のATOMシリーズをインテルが継続して生産し続けてくれるだけで、実はこのお話も解決する問題ではあります。

ASUSではスマートフォンの多くもATOMを使用して製造しており、現行のATOMもスッパリ生産を止めてしまうと、そういったメーカーにも大打撃を及ぼしそうです。

インテルの今後の展開の公式な発表が待たれます。

スポンサーリンク
広告大
広告大
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です