スマホ連携の第一歩。Fall Creators Updateに盛り込まれた「PCで継続」

Windows 10の2017年秋の大規模アップデートFall Creators Updateでは、元々はかなり突っ込んだカタチでスマートフォンとパソコンの連携が実装される予定になっていました。

操作の履歴をかなり広い範囲でたどることができるTimelineに、スマートフォンの操作までが取り込まれるというお話もあったのです。

ですが、そもそもTimeline機能自体が実装を見送られる形になりました。まだ、プレビュー版でも提供されておらず、Timelineの実現にはかなり時間がかかりそうです。

Fall Creators Updateの機能はPhased Rollout、段階的にリリースするアプローチを取る、と、マイクロソフト自身が既に宣言もしています。

そんな中でも一部、スマートフォンとの連携を取る機能が実装されました。

今回はこの「PCで継続」機能を取り上げます。

PCにスマートフォンを登録

Windows 10のFall Creators Updateでは、設定アプリのホーム画面に「電話」のボタンが追加されています。こちらからパソコンとスマートフォンのリンクの設定を行うことができます。

まだできることがほとんどありませんが、今後、スマートフォンとの連携機能が強化されていくと、この項目の中身がどんどん充実していくのだと思います。

今回取り上げる「PCで継続」の機能を利用する際には、こちらからパソコン側にスマートフォンを登録します。

パソコンから登録したいスマートフォンにSMSを送って、そこに記されたリンクから「Microsoft Launcher」というアプリをスマホにインストールすることで登録が完了します。

今後はこの情報を使ってさまざまなパソコンとスマートフォンの連携機能が動いていくことになるのでしょう。

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実際にPCで継続を使うには

「PCで継続」で今できることは、スマートフォン側のブラウザで見ているページをすぐにパソコン側に引き継いで同じページの確認をPCで行なうことです。

スマートフォンのブラウザの共有機能から「PCで継続」を選択すると、選ばれたパソコンにWebページに関する情報が送られ、数秒程度のラグでEdgeが自動起動してスマホ側で見ていたWebページが開かれる仕組みです。

そばにパソコンがない場合には「後で」が使えますので、外出先で気になったページを見つけてそれを帰宅後PCでじっくりチェックしたい、と言ったケースにも対応可能です。

スマートフォンの物理的に小さな画面では、本格的な情報収集にはどうしても辛い部分が出てきますから、これだけでもPCとスマートフォンの連携が行えるのはとても大きいと思います。

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スマートフォンの「母艦」のイメージを強調か?

Timelineの機能では「Microsoft Graph」というフレームワークが使われることが分かっています。

これはパソコン側の1ソフト、といった程度の規模の小さなものではなく、今後サービスとしてのWindowsが実現する機能の多くをサポートする、非常に規模と機能、サポートする範囲が広いインフラとなるようです。

「PCで継続」はこのMicrosoft Graphの最初のテストベッドなのかもしれません。これを第一歩として、少しずつPCとスマートフォンの連携を密にしていくのでしょう。

将来的には、スマートフォンとパソコンを連携させるとこんなに便利だよ、という姿を作り上げることで、パソコンをスマートフォンの今よりずっと強力な「母艦」に出来ることを大々的に打ち出して、縮小傾向にあるPC市場を再び成長路線に戻すような野望もあるのかもしれません。

「PCで継続」は使い方も簡単で既にそれなりの実用性もありますから、使える環境にあるユーザーは一度トライしてみる価値はあると思います。

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