真打登場へ。APU版Ryzen、Ryzen Mobile登場へ

今のPC向けのCPUでは、CPU機能のみの製品はいわゆるPCジャンルのエンスージアスト向けの、ハイエンド製品に限られる状況になっています。

メインストリーム製品はほぼ全てCPUにGPUを統合した製品になっていて、そのことがビデオカード製品の方にまで影響を与えています。結果、世の中にはかつての性能レベルの本当のエントリークラスのビデオカードが存在しなくなりました。

Ryzenシリーズが絶好調なAMD、RyzenのCPU自体の利益率などはかなり良いと思うのですが、何せ数が出ることを期待できる製品ではありません。

本番はCPUにGPUを統合した、AMDが言うところのAPU製品のほうです。市場もそちらの開発を待つ状況が続いていました。

そのAPU版Ryzen、まずはRyzen MobileとしてTDP 15W版の製品が登場することになりそうです。

4コア+10CU

APU版RyzenはまずはTDP 15Wの薄型ノートパソコンにも使える製品から世に出ることになります。

このジャンルの製品はインテルの独壇場で、今までCoreプロセッサのU型番製品に対抗できるチップをAMDは持っていませんでした。Ryzen Mobileの登場でようやくその穴が埋まることになります。

Ryzen Mobileは現在販売されているデスクトップ版Ryzenのコアそのものを使う形で、4コアのCPU部を持ち、統合GPUにはAMDのディスクリートGPUの最新アーキテクチャであるVegaシリーズを採用した10CU(640SP相当)のものを使うことになります。

先日、第8世代のCoreプロセッサをリリースして、U型番のモバイル用途向けプロセッサも4コア化したインテルと、完全にガチンコでぶつかることになりそうです。

ただ、Ryzen Mobileにおいても通常のプロセッサではAMD製品の方が統合GPUの性能は上になりそうです。

インテルもGT3eなど規模の大きな統合GPUのバリエーションを持っていて、RADEON RX Vegaコアを接合したチップの投入を予定していますから、実性能面では状況が色々と複雑に絡み合う形になりそうです。

実機が出るまでどのCPUの性能が上になるかよく分からない状況になりそうです。

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期待できる実性能面

当初Ryzen Mobileでは二つのSKUが用意されるようです。

定格2.2GHz駆動で640SP相当の統合GPUをもつRyzen 7 2700U、定格2GHz駆動で512SP相当のGPUを載せたRyzen 5 2500Uです。

どちらも4コア8スレッド対応のZenコアのCPU部を持ちますので、かなり高い実性能を期待できます。

真っ向からぶつかると思われるインテルのCoreプロセッサよりも定格クロックはやや高めですが、IPC値ではCoreプロセッサの方が上になり、ターボブーストの動作の関係から実行性能では非常に良い勝負になるのではないかと思われます。

通常のU型番のCoreプロセッサ相手ならば、統合GPUの性能はRyzen Mobileのほうがかなり上になるでしょう。

Ryzen Mobileでは非常にきめ細やかな電力管理が行なわれますので、バッテリーの持ち具合でも期待が持てそうです。

あとはリリースが順調に行なわれるかどうか

スペック等々に関しては全く問題のなさそうなRyzen Mobile、予定通りの販売が行なわれれば、ある程度薄型ノートパソコンやデスクノートジャンルでもAMDがシェアを奪えそうな予感を持たせてくれるチップに仕上がっていそうです。

あと問題となるのは、きちんと予定通りに製品がリリースできるかどうか。

2017年12月中頃にAcerからRyzen Mobile搭載のSwift 3シリーズのニュースリリースがあって一時期話題になったのですが、今Acerのホームページを見てみるとRyzen Mobile版Swift 3の情報ページがなくなっているようなのです。

もしかしたらRyzen Mobileのリリーススケジュールに何らかの問題が出ているのかもしれません。

AMDのRyzenシリーズが間違いなくPC向けCPUの停滞状況を一変させましたから、Ryzen Mobileでもノートパソコンを巡る状況に動きをもたらすことを期待しています。

AMDには是非頑張っていただきたいところです。

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