インテルが最新のパソコン向け高性能CPU(第5世代Coreプロセッサ)を正式発表

現地時間1月5日、インテルが第5世代Coreプロセッサを発表しました。

パソコン用CPUメーカーとして最大手のインテルは、だいたい2年に一度のペースで新しい世代のCPUを発表しています。

インテルの新CPUの開発方式はちょっと面白くて、内部では2つの開発プロジェクトが平行して進んでいます。

一つの開発スケジュールはだいたい4年単位。

それを2年ずつずらして開発することで、2年ごとの新製品発表を実現しています。

最近の開発スケジュールですと、4年に一度、チップの集積度(プロセスルールともいう)を進める(縮小する)大々的な改修を行います。

外から見える製品としては、2年ごとの新製品発表の2回に一度がこの大規模改修に当たります。

そして今回の第5世代のCoreプロセッサの発表はこの集積度を進める回に当たります。

今回は22nm(ナノメートル:10のマイナス9乗メートル、10億分の1メートル)から14nmへの縮小です。

従来であればこの集積度アップの大改修の際にはCPUの設計思想(アーキテクチャ)の大幅な更新は行わないのが恒例でしたが、最近は同時にある程度の新機能の盛り込みや、

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構成の見直しによる性能アップなども盛り込まれることが多くなりました。

今では出荷されるパソコンのうちノートパソコンが占める割合が大きくなっている事情がありますので、インテルの今回の新CPUの発表も省電力のノートパソコン用CPUが先陣を切る形となりました。

ノートパソコンでも持ち運びに向かないような重量級のものや、デスクトップパソコンに使われるような本当の高性能型のCPUの発表は半年ほど後になるようです。

また、今回の正式発表より前に、タブレット端末でも使えるような超低消費電力・低発熱タイプの第5世代Coreプロセッサは、既にいくつもの製品に組み込まれて出荷が開始されています。

こういった部分にも今のパソコン業界をめぐるトレンドが色濃く反映されています。

実のところ1年ほど前の事前の発表では、デスクトップパソコンを自作するようなハイレベルの個人ユーザ(エンスージアストなどと呼ばれたりします)向けや、デスクトップパソコン向けに適した形の第5世代Coreプロセッサは発売されない、とまで言われていました。

それぐらいまでにパソコンの状況は大きく変化しているのです。

タブレット端末やスマートフォンの市場が出来上がる前までは、CPUといえばインテルが最大のメーカーで盤石といっていい状況でしたが、今では台数ベースでいけばパソコンなどよりも、タブレット端末、スマートフォンの数の方がずっと多い訳で、そちらの携帯機器に採用例の多い、インテルのCPUと全く別の設計方針を採用しているCPUが、今ではインテルの屋台骨を揺るがしかねない水準にまで勢いをを伸ばしてきています。

さすがのインテルもそういった流れを無視することは出来なくなっているということですね。

高性能であることが最大の売りの第5世代Coreプロセッサも、消費電力が小さい順から発表されているというあたり、これらの潮流をもっとも端的に表すものかもしれません。

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