カメラのレンズ交換の楽しみ

まず最初に一つ書いておかなければならないのですが、

レンズ交換式のカメラなどで本格的に写真を趣味としてはじめる場合、写真というのはそれなりにお金のかかる趣味であるということです。

最近は、1世代、2世代前のカメラが、レンズ交換式のカメラであってもレンズとセットで格安で売られていることもありますが、最初についてきたレンズだけでは物足りなくなって次のレンズの値段を調べてみたりすると、その価格にびっくりされる方もいらっしゃるかもしれません。

今は定価というもの自体がなくなっていることが多いですが、通常の販売価格ではレンズ交換が出来るクラスのカメラは、カメラ本体もレンズもかなりいいお値段がするものであったりします。

そういう観点からすると、余分な投資なしで手軽にはじめられる携帯やスマホのカメラの存在というのは、写真趣味の裾野を広げたという点では大変大きな立役者なのかもしれません。

ただ写真がお金のかかる趣味とはいっても、以前のフィルムカメラの時代よりもずいぶんと楽にはなりました。

フィルムを使って撮影する場合には、36枚撮りのフィルム1本分撮影して現像・プリントするのに、だいたい1本当たり1000円から1500円程度の費用が必要でした。

わたしの場合、空港などに写真を撮りに行ったりすると、1日に400コマ~600コマ程度は軽く撮ってしまいます。これをもしフィルムカメラでやっていたとすると、1日あたり1万円から2万円近い出費となってしまう訳です。

その点デジタルカメラであれば、必要になるのは写真のデータを保管しておく場所と、バッテリーを充電するためのわずかな電気代だけで済みます。

さて、冒頭から脱線してしまいましたが、レンズ交換式のカメラの楽しみの一つは、やはりレンズ交換そのものにあります。カメラに関連するあるマンガの主人公の台詞ではありませんが、

スポンサーリンク
広告大

交換レンズの数だけ写真の世界がある

と言っても過言ではありません。

遠くのものを手元にあるがごとく引き寄せて写すことの出来る望遠レンズ。

レンズの焦点距離によって写る画像の遠近感も変化するのですが、望遠レンズを上手く使うと遠近感を圧縮した絵柄を作ることが出来ます。また、主となる被写体の前後をぼかしやすいことから、写したいものを強調することもできます。

超望遠レンズと呼ばれるレンズに現在の高画素数のレンズ交換式のカメラを組み合わせれば、月を綺麗に写したり、国際宇宙ステーションの形が分かる写真を撮ることが出来たり、様々な人間の視覚を超えるような写真をものにすることも出来ます。

Moon

こちらはAPS-Cサイズのイメージセンサーを持つデジタル一眼レフに、焦点距離500mmの超望遠レンズを付けて撮影した写真の、中央部をトリミングしたものです。クレーターまではっきりと写ります。

天体

こちらはやはりAPS-Cサイズのイメージセンサーを持つデジタル一眼レフに焦点距離500mmの超望遠レンズを取り付けて撮影した、国際宇宙ステーション、木星、土星です。こちらも被写体の周りだけを切り出す形でトリミングしています

天体望遠鏡を使わずとも、木星の縞模様や土星の輪っかが写ります。

広角レンズでは、遠近感を強調した絵柄や、風景を広く取り込んだ写真を撮ることが出来ます。また、小さなものをクローズアップするためのマクロレンズという、接近能力に長けたレンズもあります。

自分の撮りたいと思うジャンルに合う交換レンズを探す、これも写真の楽しみ方の一つになるのです。

少し冒頭で脱線しすぎましたので、もう少し広角レンズとマクロレンズについての説明を別の記事で補足します。

この間の交換レンズの記事では脱線しすぎてしまって、望遠レンズのことしか具体的なお話が出来ませんでした。

今回はその他の主なジャンルのレンズに関して、少し具体的な内容を書いてみます。

大まかに分けるとカメラの交換レンズには、以下のような分類があります。

  • 望遠レンズ
  • 標準レンズ
  • 広角レンズ
  • マクロレンズ

望遠レンズは前の記事で書いたように、遠くのものを引き寄せるような写真を撮影出来るタイプのレンズです。写る範囲は狭くなり、人間が何かに集中してもの見つめる時の感じに近くなります。

標準レンズと呼ばれるのは、だいたい画面に映り込む範囲の角度が50度前後となるようなレンズのことを指す場合が多いです。35mmフィルムのカメラだと、焦点距離50mmのレンズが標準レンズと呼ばれます。

人間が特に何も意識することなく、普通に目に見える範囲に近い広さが写るレンズと言われています。

このクラスのレンズの特徴としては、明るい(開放F値の小さい)レンズが多いことです。三脚の使えない暗い場所などで写真を撮ったり、星を写したりする場合には有利になるレンズですね。

ただ、本格的に使い始めると、実は、絵作りが難しいレンズです。広角でも望遠でもない、その部分がネックになりやすいのです。ですが、一度使いこなしを覚えると、とても楽しいレンズでもあります。

広角レンズは望遠レンズや標準レンズよりも

広い範囲を写し込む

ことが出来るレンズです。

広大な自然の風景や、空の広さを写しとめたり、後ろに下がることが難しい場所でより広い範囲を写したい場合などに便利に使えます。

また、ピントの合う範囲(被写界深度)が広くなりますので、画面内すべてにピントを合わせたいような用途にも向きます。広角レンズを使うと、肉眼で見た場合よりも遠近感が強調される写真になりやすいです。

望遠レンズの中でも更に遠くの被写体を引き寄せる能力に長けたレンズを超望遠レンズと言いますが、広角レンズの中でも、より広い、肉眼を超えるような範囲までいっぺんに写し込むことが出来るレンズを超広角レンズと呼びます。

IMG_0079_3

超広角レンズでは遠近感が強調、というよりは、誇張、といった方がいいレベルの写り方となりますので、使い方によっては非現実感のある写真が出来上がったりもします。

マクロレンズは元々はコピーレンズとも呼ばれていて、複写機のなかった時代に印刷物などをフィルムに記録するためのレンズでした。

これがいつのころからか被写体に接近出来る能力を活かして、花など自然のものを大きく撮る目的にも使用されるようになり、レンズ自体の性能も少しずつ方向性を変えてきました。

IMG_1468_2

さすがにルーペを使ったような写真とまではいきませんが、普段見慣れているものであってもマクロレンズで近寄った写真を撮ってみると、びっくりするようなディテイルが写ったりもして、新たな発見に出会えます。

スポンサーリンク
広告大
広告大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする