意外と使えるWindows 10スマホ。NuAns NEOの使用感

10.NuAnsNEO

スマートフォン向けのWindows 10である、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンNuAns NEOをじっくりと使ってみる機会がありました。

今まで日本にはWindows Phoneが全く存在しないと言っていい状況が続いていましたので、マイクロソフト製のスマートフォンOSがどんなものなのか、ほとんど確かめる機会が存在しませんでした。

ですが今回、実際にWindows 10 Mobile搭載機に触ってみると、思いの外実用的な端末であることが分かりました。

低スペックSoCでもかなり軽快に動く

今、日本の携帯の3大キャリアが販売しているスマートフォンは、極端にハイエンド機種に偏っています。ミドルレンジやエントリークラスのスマートフォンを、大手キャリア経由で入手することはほぼ不可能です。

いわゆる格安SIMの普及のおかげで、少しずつ一般ユーザもハイエンド以外の機種を手に入れる機会が増えつつありますが、まだまだ普及率は低いはずです。

これに対してWindows 10 Mobile搭載スマートフォンは、まずはエントリークラスのものから発売される形になりました。クアルコムのSoC(System on Chip:CPUやGPU、その他のサポートチップを1つにまとめたもの)の中ではローエンドクラスの、Snapdragon 210や410を採用したWindowsスマホがいくつも発売されています。

こういった絶対的な性能の低いスマートフォンでも、Windows 10 Mobileはかなり実用的な使い勝手を提供してくれます。動作のいわゆる「もっさり感」はほとんど感じません。

Windows Phone 8.1ではさらにきびきびした動きが実現できていたようですので、今後のチューニングも楽しみです。

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アプリは最低限

この部分が大問題となるユーザはたくさんいるでしょう。

パソコンのWindows 10でも同様の問題をはらんでいますが、ストア アプリがまだまだ貧弱です。このため、スマートフォンで何もかも済ませてしまおう、というタイプのユーザのニーズにはまだまだ応えられないでしょう。

その代わり、スマートフォンの機能に依存しきっておらず、スマホではWebでちょっと調べ物が出来て、LINEなどのインスタントメッセンジャーが使えてメールが出来れば、あとはちょろっと地図ぐらい見れればいいかなぁ、程度のスマートフォンのライトユーザであれば、Windows 10スマホでも十分に機能が足りるはずです。

使い勝手はPC用Windows 10にかなり類似

アプリも設定画面なども、Windows 10 Mobileはパソコン版のWindows 10と雰囲気がそっくりです。普段Windows 10のパソコンを利用している方であれば、ほとんど違和感なくWindows 10 Mobile搭載のスマートフォンに入ってくることが出来るでしょう。

クラウドストレージのOneDriveをパソコン側でも活用しているのであれば、スマートフォンとのやりとりもとてもスムーズに行えるはずです。

操作方法も合わせ、パソコンのWindows 10とはとても親和性が高くなっています。

Continuumも意外と実用性がある?

利用する環境に依存してしまう部分は残りますが、スマートフォンから外部ディスプレイにパソコンのWindows 10によく似たデスクトップ画面を出力して、パソコン的な使い勝手を実現するContinuum for Phonesも、思いの外実用性はありそうな感触です。

トライしてみたNuAns NEOでは、外部ディスプレイは無線LAN技術を応用したMiracast経由での接続となります。このため表示にはどうしても遅延が発生してしまい、マウス操作はすごく難しくなります。ですが、キーボード操作による文字入力などは、意外なほどスムーズに行えてしまうのです。

パワーポイントでの簡単なプレゼンなども実用性がありそうな感触です。

ただ、この機能は無線LANの電波を使用して行ないますので、無線LANを多用しているオフィスなど、無線LANの電波があふれかえっているような環境では、接続は安定しない模様です。残念ながら環境は選ぶのが現状ですね。

もしスマホ初期にWindows 10 Mobileがあったら…

もし日本でスマートフォンが普及し始めた頃にWindows 10 Mobileがあって、その時パソコンのOSがWindows 10になっていたら、著者だったらスマートフォンはWindows 10スマホを選んでいたかもしれません。

今のWindowsスマホはそういったレベルまでは来ています。iOSやAndroidの立ち上げ時期よりはずっといい状況です。

ただ、現状は間違いなくWindows 10 Mobileはスマホ用としては完全に後発のOSですので、
今後どこまで普及していくのか、課題はまだ残っていそうです。

ある程度の普及が進まなければ、アプリが充実しない。アプリが充実しないから、普及ももっと進まない。そういったジレンマに陥る可能性は、まだまだ残っています。

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